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2004年10月25日

天恩山五百羅漢寺

500rakanji.jpg代官山で散髪ついでに目黒不動そばの五百羅漢寺に行きました。
江戸時代の作品だし、仏様ではないので期待せずに行ったのですが、まず羅漢堂でちょっとひるんで中に入れませんでした。
黒いおっさんがたくさんいる(ざっと見ても30人以上)・・・と思っていると羅漢さんたちよりもっとお年を召したおじいさんが数人参拝してきたのでちょっと落ち着いて入ることができました。
よく見ていると手抜いてるような人もちらほら。それはそうでしょう、松雲元慶禅師という人が一人で数年の間に530体以上も作ったそうです。
一度外にでてほっとすると、比較的新品のお地蔵様がいました。お地蔵様は一人の子を抱いていて、その足元に2人の子供がいるのですが、彼らの股間にはついてるものがついてて驚きました。
ほっとするのもつかの間、靴を脱いで本堂に入ろうとすると、着色された松雲元慶禅師像が睨みを利かせてるし、正面には釈迦如来をコンダクターとした羅漢さんのオーケストラ状態で、またひるんでしまい、後からくるおじいさんを待って恐る恐る入りました。
お釈迦様の背後には比較的大きい立像が6体くらいいて、どれも動きがあって面白かったのですが、その左端にちっこい婆さんを発見!
脱衣婆だ!と思って近づくと洗濯板のような胸にしぼんだおっぱいがリアルでした。羅漢さんたちには目が入ってないのに、この婆さんには入ってました。
左側のスポットライトが当たってるあたりに仏様とおなじパンチパーマをあてた人が一人いました。
何十人もの像に見下ろされた状態で落ち着けず、聖宝堂に入ると、なんと今読んでる『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のハインリヒ・ハラーよりもずっと前に日本人がチベットに入っていてしかもこの寺の住職だったと知り驚きました。河口慧海というちょっと変わった人でその様子は『チベット旅行記』という本に書かれているそうです。
屋上に「獏王」なる「悪夢を喰らい、良い夢を与え、開運を導く」像がありました。目が顔だけで3つあって、そのほか全体で9つある、とかだったのですが、最近の小型犬よろしく、パッチワークの服を着せられてて後の6つは見えませんでした。

お不動さんと近くの林試の森にも行ってみたかったけど、時間がなくて行けず。羅漢さんはまた行くことはないと思うけど、目黒で時間つぶさなきゃ、って時はおすすめです。

投稿者 chiaki : 2004年10月25日 23:02

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