2006年10月22日
高野山
高野山に行ってきました。
なんばから南海電車にのって2時間あまり、最後はものすごい急勾配をケーブルカーで上ると山頂は開けた町になっていました。まずはバスで弘法大師御廟へ。御廟の手前は変わった形の会社のお墓や戦没者を祭るお墓、戦国武将のお墓がずらずらと並んでいますが、昼間で人も多いので厳かな感じがしませんでした。
金剛峯寺は改修中で外からはよく見えなかったので、素通りして霊宝館へ。目当ての国宝八大童子立像が旭川美術館に貸し出されているとは知らずに行ってしまい、受付のお姉さんに文句をたれながら入ってみたのですが、それでも珍しい仏がぞろぞろと並んでいて満足でした。ごつごつとした不動明王立像と安養院の大日如来が気に入りました。初めての公開という宝亀院の十一面観音像も三頭身くらいで、とてもかわいらしかったです。もちろん撮影禁止なので写真は無しです。
朱塗りの大門まで歩いて、折り返し壇上伽藍へ。コンクリっぽい大塔とその中は朱塗りで派手だけどあとの建物はわりと地味。密教ってもっと派手なのを期待してたのだけどな。しかも建物群は何度も焼失してるらしく比較的新しい。歴史の勉強が不足してるのですが、なんで焼けてしまったのだろう?
和歌山や大阪からハイキングを楽しむ中高年で帰りのケーブルカーは混みこみでした。山の中に濃い紫の花を見つけました。あれはたぶんトリカブトだと思う。
霊宝間で、見ることのできなかった八大童子立像のことを「女人禁制の山で少年のような仏像を奉っている坊さんたちというのもエッチな感じだな」などと考えてぼーっとしていたら、若いカップルが入ってきた。男の方が仏に詳しいようで薬師如来について彼女に教えていた。女の子が「仏像って誰が作ったのぉ?」とかわいらしくたずねると男が「仏師だよ」と。「へえ〜武士が作ったんだ!」「ブシじゃないよブッシだよ」「え〜?わかんない」。男のほうをちょっと見るとあっさりめでかっこいいじゃん。そんなアホな子放っておいて、わたしとおいしい日本酒でも飲みながら仏像について語ろうじゃないか!と思った瞬間、落ち込む。orz
投稿者 chiaki : 2006年10月22日 21:06
コメント
こうやさんって読むんですね。たかのやまかと思った。。
仏像男(?)いいなぁ〜 残念でしたね!(笑)
投稿者 棲家 : 2006年10月26日 01:43
棲家さん
>たかのやま
えぇ?世界遺産ですよ!!
>仏像男
どちらかというとわたしが「仏像女」で男子はエルメスとはいわないけど、ポール・スミスとかかな(笑
投稿者 chimay : 2006年10月26日 21:48
仏像女…むははは。それはネットで応援しないと〜。
投稿者 washy : 2006年10月29日 11:26
Washyさん
応援ヨロシクおねがいします(笑