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2009年12月26日

ローカルニュース 2

毎日jpより
26日午前4時ごろ、神奈川県小田原市曽我谷津の作家・太宰治ゆかりの旧別荘「雄山荘(ゆうざんそう)」から出火、木造平屋約140平方メートルを全焼した。建物は空き家で、けが人はなかった。県警小田原署は、放火の疑いもあるとみて出火原因を調べている。
同署によると、雄山荘の門は施錠されておらず、老朽化で塀が破損した部分もあり、外部から立ち入りができる状態だった。建物は電気が通っておらず、普段は火の気がなかったという。
雄山荘は昭和初期、同市出身の実業家の別荘として建てられた。太宰は、親しかった歌人で戦時中から疎開していた太田静子の元を1947年に訪れ、約1週間滞在。静子の日記をモチーフに小説「斜陽」を書いたとされる。37年には俳人・高浜虚子が訪れ、句も残している。数寄屋造りで、内装はガラスをはめ込んだ障子をあしらうなど、異国情緒を取り入れ建築技術の粋が凝らされていた。近くの住民の話によると、同荘は92年ごろから空き家になっていたという。雨漏りなど老朽化が進み、居住者の退去に伴い取り壊し計画が進んでいたが、太宰の足跡を残した貴重な文化財として、93年に全国の太宰ファンが同市に保存を求める要望書を出していた。しかし、所有者との話し合いが難航し、公開や保存策が取られないままになっていた。

ローカルニュースとの関連は...藤沢の旧モーガン邸07年5月と08年1月の火災で全焼。

投稿者 chiaki : 2009年12月26日 21:32

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