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2010年04月24日

『良心の領界』

2002年の来日時のシンポジウム(スーザン・ソンタグ、木幡和枝、浅田彰、磯崎新、姜尚中、田中康夫)の彼女の発言は、とてもクリアであいまいな点がなく、力強いものに聞こえる。戦争はそれが避けられない場合というのがある、戦争法を守らず兵士ではない一般市民を攻撃すべきではない(原爆投下は犯罪だったと考えている)、そして自爆テロのような手段は反対する(自爆攻撃のルーツはロッド空港の日本赤軍だとも言ってる)。
このシンポジウムでの田中康夫の発言はまったく何をいってるのかわたしには理解できなかったので、最後の締めにスーザンが田中氏のようなひとが政治家であるというのはすばらしい、とほめたたえたことに驚いた。
浅田彰ときいてなつかしかった。大学に入って一番最初に図書館で手に取ったのが『構造と力』だったけどまったく理解できなかった。おそらく今も理解できる自信はない。ただ15万部売れたといっても、いつでもこの手の本は持ってることが大事であって、買ったひとがみんな読んでたかというのは疑わしいっというのを最近どこかで読んだ。
Amazon: 『良心の領界 』

投稿者 chiaki : 2010年04月24日 23:45

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