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2014年07月20日

『スエロは洞窟で暮らすことにした』

原題はthe man who quit moneyなのにパウロ・コエーリョの小説みたいな邦題になってしまっててとても残念。マークボイルの『ぼくはお金を使わずに生きることにした』も読んだ記憶があるのだけど、あの本はマークがサバイバルを楽しみながら書いた自著だった気がする。そに対してこの本は、もともと信仰心の強い家族のもとで暮らしていたり、鬱だったり、ゲイだったり、自殺未遂を起こすほどに苦労しながらも、スエロが穏やかにお金を使わずに暮らすようになるまでのポタージュなのだと思う。もう五十代半ばのスエロに最後にどんな風に死んでいくのかを尋ねていない点が物足りなかった。
この冬に行ったボルダーは1980年代ニューエイジの都だったと書いてあった。たしかにデンバーとは違った西海岸のような雰囲気を感じる場所だった。ユタ、コロラド、アリゾナ、ニューメキシコの砂漠地帯に行ってみたい。

『スエロは洞窟で暮らすことにした』

投稿者 chiaki : 2014年07月20日 13:44

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