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2005年05月04日

尾道

onomichi3-thumb.jpg今治からバスに乗って、たくさんの島を渡った。高速をぶっ飛ばすのではなく、途中下車が可能なので島毎にローカル道路へ降りる。途中、自転車で橋を渡る人たちをたくさん見た。途中の島のどこかに宿泊するならば、トライするのもよさそうだけど、サイクリングロードはけっこうアップダウンがありそうだ。
尾道はクロネコのCMで見たとおり、一人がやっと通れるような坂と階段を挟んで、隣どうしに家がぎっしり詰まった町だった。古い家も多くて、火事があったら大変だろうな。それに、上下水を完全に通すのはかなり大変だったのではないだろうか。
古寺めぐりをしてみた。いくつかの寺を見て、運慶のブツがあるという千光寺に向かうが、ロープウェーがあるくらいなので、徒歩で登るにはそうとうしんどい。しかもブツは開帳される日が限られててみることはできなかった。眺めはまあ、良い。
お腹がすいたので一度、街へ降りてみる。尾道ラーメンは初めてなので楽しみにしていたら、ネットで調べておいた朱華園は今まで見たラーメンの行列の中で一番の長さだった。(2時間待ちくらい?)なので、本屋で別のラーメン店を探して、街外れの店に入った。化調たっぷりでまずかった。
気を取り直して、国宝ザクザクの浄土寺へ向かったけど、ラーメンの余波がやってきて気分が悪くなり、宝物館や庭園などを見ることなく、藤棚の下でしばし休憩。ゆっくり境内を見渡すと、山門も本堂も三重塔も朱塗りで、聖徳太子の時代のものだというから、中国の影響が強いのかな?と思う。帰ってから調べたところ、このお寺にもラマさんの足跡を発見。
途中で何度か道に迷いながらたどり着いた西国寺は見ごたえのある大きな寺だった。渡り廊下がついてる大師堂に上がりこんで、仏様を見ながらここでもひと休みした。
大林映画にはそれほど思い入れはないけど、タイル小路を見てみようと近くにあるはずの大山寺と福善寺に行ってみる。寺は地味で特に印象は少ない。行ったり来たりして探したタイル小路は残念ながらもう無くなっている、とのことでした。

尾道は観光地としては疑問の多い町だった。大林宣彦と林芙美子とお寺以外にも、あのドッグや海沿いの道なんかも、もっとうまいやり方があるんじゃないか?と思う。
広島や岡山の比較的大きな都市の間で、若い人たちはそちらへ流れていってしまうのだろうか。
もちろん、今のままの尾道を愛してる人もたくさんいるのだろうけど。

投稿者 chiaki : 2005年05月04日 16:00

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