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2006年01月28日

アサヒビール大山崎山荘美術館

ohyamazaki060128_1-thumb.jpg新幹線を降りて京都駅から東海道線をさらに下ること13分、山崎駅に降り立ちました。
寒いです。美術館は山荘というだけあって、急激な坂(というか山)を息をきらして登りました。
レンガのトンネルを抜けるときれいに整備された公園のような印象でした。さらに登る途中にはこの山荘の所有者であった加賀家のおうちがありました。赤い屋根と黒い壁が印象的な建物でした。
美術館は企画展として「長崎オランダ正月展」がありましたが、おそらく常設であると思われるバーナード・リーチや河合寛次郎、濱田庄司(この人は知らなかった)などが目を引きました。
でもなによりもそれよりも、やはり建物がすごい。本館は重厚感ってほどでもないのだけど、アールデコっぽい繊細な感じでもなく、でも階段にはステンドグラスがあったり・・・まぁ、ぜひ見に行ってください。よいです。
二階のバスルーム横にある部屋のテラスに出ると、晴れているのに雪みたいな雨みたいなものがキラキラ光って降りてきました。反対側のテラスはカフェになっていて、さすがアサヒなのでビールだけでなくPIPERのベビーボトルもありました。(しかし寒すぎるのと駅の案内で見かけた次の行き先があったので、お茶はしませんでした。)
あ!このテラスから大きな川が見えるのですが、その風景をぶち壊すようにジャスコの配送センターのピンク色が見えてちょっとがっかりです。
新館はあの安藤忠雄によるもので、写真手前のガラス張りの所が階段になっていて、降りていくとカーブを描いた壁にモネの睡蓮がドンドンドンと3つ並んでいます。
一番左の睡蓮の花の赤が血みたいに濃くて、ちょっと驚きました。ほかにもシャガールやらなんやら、けっこうゴージャスな感じのコレクションです。HPにあるジャコメッティの塑像は見なかったような気がします。

本館2Fで雑誌「太陽」の別荘特集をなにげなく読んでいたら、吉村順三が作った軽井沢の別荘と、これまた小さくて素敵なヴォーリズ山荘という写真を見つけました。ウィリアム・メレル・ヴォーリズという名前は初めて聞いたのですが、後でいろいろ調べてみようと思います。

投稿者 chiaki : 2006年01月28日 11:00

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