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2006年02月23日

冬の猿

未亡人の一年文遊社 アントワーヌ ブロンダン 野川 政美 (訳)

曇天の冬のフランス郊外という雰囲気は伝わるけど、35歳の酒に溺れる子持ち男にも、60歳の戦争体験を引きずる男にも、また彼らの気持ちが交わるところにも、どれにも感情移入できず、よくわからない作品でした。
あのくらい飲みほしたいという気もするけど、最近は飲みすぎては後悔するばかりだし・・・オェ。
「読みはじめたからという理由だけで最後まで本を読むことはない、ということに気づくには35歳というのはよい年齢だ」とかなんとか、最近読んだ別の本に書いてあったような気がするけど、わたしにとってはこの本はそんなだったのかもしれない。

装丁がいいなと思ったら映画化されてるらしいので、そのラストシーンなのかも。フーケ役はジャン・ポール・ベルモンドらしいので、ちょっと見てみたい気もする。
出版元の文遊社のラインナップ、おもしろい。

投稿者 chiaki : 2006年02月23日 22:13

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