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2006年06月15日

慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)

Vaniさんに誘われて丸ビルの中にある慶應MCCの「夕学五十講」から中沢新一さんの「アースダイバー〜東京を読み解く」という講座を受講してきました。
中沢さんはあたりまえだけど昔見た写真よりはずっと歳をとっていて、でも昔から好きなタイプ(笑)
内容はもちろん『アースダイバー』をなぞっていたのですが、あまりきっちり準備された風ではなく講義というよりはトークという感じでした。
今の都心は縄文時代では驚くほど複雑なリアス式海岸で、海に向かった突端(「先」と表現していたかも)は、人々の生死にかかわる祭事の場所であって、そういう精神世界でいうパワースポットが今の東京の地表にも現れているのだそうです。
そんなことを考えながら東京の散歩をするのは楽しいし、中沢先生によると、日本人の中にある合理化を拒絶するような野性的な縄文人のココロというのが東京という都市に見て感じることができるのだそうです。
ひとつ面白かったのは、今森ビルがたっている場所はほとんど縄文時代の湿地帯で、「森」なんかではなかったそうです。そういう沖積低地に開発の波が来てるのは、過去になかったそうで、これから先どういうことが起こるのか・・・(と暗にラ社や某ファンドのことをチラっとおっしゃってました)。
この講座のシリーズはなかなか面白い人を招いているようで、羽生さんの話も聞いてみたいなぁと思いました。

投稿者 chiaki : 2006年06月15日 23:00

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