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2010年05月15日

Lucie Rie A Retrospective

国立新美術館でずっと見たかったルーシー・リーの作品を見て来た。
ユダヤ人でオーストリアから戦時中にイギリスに移って、バーナード・リーチに認められて売れっ子作家になって叙勲されてることを知った。釉薬の研究熱心さは、河井寛次郎と通じるところがあるんだろうな、とあのピンク色を見ると思う。息子といってもいいくらいに歳の違うハンス・コパー(だけどルーシーより先に亡くなっている)との信頼関係を淡々と語りながら、あたまから電気釜のなかに落ちそうになりながら作品を取り出したりする姿がみられる(コパーに足を支えてもらっている写真のふたりがとてもチャーミングだった)彼女のビデオをみて、これからどうやって歳をとりながら若いひとたちと仕事をしていくか真似ていきたいと思った。
コパーと作ったボタンの展示方法は女性だったらみんな気に入るはずだ。でも作品で一番すてきなのは最後の部屋の奥のほうにあった溶岩肌のうっすらとピンクが入った器だった。図録も買って来たけど、期間中もう一度見に行くかも。
来月からはHANS COPER ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新も始まる。こちらも見に行こう。
ルーシー・リー展
関連エントリ: 『Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち』

投稿者 chiaki : 2010年05月15日 20:26

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