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2012年10月14日

『空間の経験』

面倒くさいから閉所恐怖症と言ってしまうけど、広場恐怖症とかパニック障害を患っている。10年くらい前から窓のない狭い空間や満員電車にいられない。地下やトンネルも苦手だ。原因は満員電車で酸欠みたいになったことがあってからだ。
帰る場所というのも、わたしのテーマのひとつだ。そんな場所がもうないのにやっぱり長く暮らした場所に戻りたいと思うのはなんでだろうと。
そんなことからタイトル借りしたのだけど、とくに答えがあるわけではない。空間=自由、場所=愛着というような分け方で、場所についての考察が多かったように思う。熱帯雨林に住むある種族には時間の奥行きみたいな言葉がなく現在だけに生きているというのが興味深かった。ジャングルには変化がないと言い切っていたけど本当なんだろうか。難しいことは書いてないけど、集中して読むことができなくて著者がほんとうに言いたかったことがなんなのかは、よくわからないままだった。


空間の経験―身体から都市へ (ちくま学芸文庫)

投稿者 chiaki : 2012年10月14日 20:19

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