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2012年10月21日

『歴史を考えるヒント』

中沢新一のおじさんで、左翼で、網野史観とか呼ばれてるマイナー歴史家、っていう程度しか認識してなかったけど、この本はとても読みやすくて、とくにケガレに対する考え方の部分がとても興味深かった。
「日本」っていつからできたか、みたいな話をネトウヨの彼氏としたことがあった。わたしは鎌倉の覚園寺の天井に足利尊氏のサインがあってそこに日本国太政大臣ってかいてあったような気がしたので(不確かだけど)、そのくらいじゃない?でもそれってこの本でいうところの平民が自分たちを日本人って自覚してたわけじゃなくて、それはペリーが来たころからじゃないの?みたいに答えた記憶がある。で、そのとき彼に全然違う、って反論された気がするけど、ネトウヨの彼はサヨの網野さんのいうとおり689年の浄御原令だって言ってたかどうかは忘れた。藤原道長さえも日本国左大臣ってお経に書いて土に埋めて、閻魔様の前では「日本から来ました」って言ってたと思うとなんだかおかしい。

西国人と東夷(あずまえびす)のハーフのわたしは、縄文土器と弥生土器、どっちが好き?って聞かれたら、どっちも土器って答えるしかないよなー。

歴史を考えるヒント

投稿者 chiaki : 2012年10月21日 17:26

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