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2014年08月17日
『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』
- 高技能労働者と低技能労働者は補完的な関係にあり、高技能の働き手が増えると低技能の生産性も上がる。教育レベルの高い同僚と働くと高い技能を持たないひとの生産性も向上する。
- 教育レベルの高い働き手がいると、企業は新しい高度なテクノロジーを導入しやすくなる。
- 都市の人的資本のレベルが全般的に高まると「人的資本の外部性」が生まれる。人的交流がさかんになると知識の伝播が促進される。知識の伝播は経済成長を牽引する重要なエンジンとなる。
- 日本では法的、文化的、言語的障壁により外国からの人的資本の流入が妨げられてきた。その結果、いくつかのハイテク産業でトップの座から滑り落ちてしまった。
- 経済のグローバル化が進むと同時に、ローカル化も進んでいる。インターネットが普及しても、才能あるひとが直接触れ合うことによってイノベーションが起きるという傾向は、大きく変わっていない。
日本でも地域格差や地方の自治体消滅なんて問題があるけど、なんかヒントがこの本にある気がする。もっと小さいレベルで会社ひとつとっても同じなんだろうと思う。
『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』
投稿者 chiaki : 2014年08月17日 23:49
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