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2004年10月19日

ピカソ展−躰[からだ]とエロス− at 新木場

1930年頃の難解な作品が多いそうなので、少々迷ったけど、箱根で見て好きになった闘牛シリーズがあるようなので十年ぶりくらいに東京都現代美術館へ行きました。(興福寺国宝展とはしご)
こちらの『コリーダ:闘牛士の死』の反対にあった『女闘牛士の死』が私は一番好きな作品でした。
色使いはこちらとは正反対のパステル調で、マリー=テレーズと思われる女闘牛士はやっぱりピンクでした。
他の闘牛士が何人か逃げているスピード、観客の歓声、コロシアムの遠近感・・・中心より背景に何かを感じたのかなあ?私は。

箱根の闘牛シリーズとは違うミノタウルス系でしたが、エロス満載でした。

最後の方にあった「抱擁」とかいうタイトルだったような暗い背景で、女の顔だけきちんと書いてあるスケッチのような絵。
あれはエロいな、と思った。
今思い出すと、しりあがり寿がNews23で変な特集やったとき書いてた絵が似てるような気がする。

最後の部屋のラファエロシリーズは笑えた。おっさん、便器に座って覗きって。

たしかに去年行ったピカソ・クラッシックよりは難解でしたが、興福寺のパワーに負けずに面白かったです。

うまく使いこなせないけど、ピカソの作品検索に便利なサイト
http://www.tamu.edu/mocl/picasso/

常設もよかった。
岡本太郎、池田万寿夫から始まって、船越桂、デビッド・ホックニー、リキテンシュタインなど。

投稿者 chiaki : 2004年10月19日 23:56

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