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2005年05月02日

宮島

daishoin01-thumb.jpg船で島に渡ると鳥居が見えてきた。もうすぐ干潮という時間で、ドン引き(泣
鹿と修学旅行生がいっぱいだったので、先に大聖院というお寺で書画やお花の展示があるというので寄ってみました。
歴史のあるお寺なのに、カジュアル(笑)に新旧の仏(ブツ)を取り入れているようで、如来も菩薩も神将もたくさんいて、不動明王なんて結構古そうなんだけど、どのブツも云われのようなものは説明されていません。そういえば大きな天狗もいたなぁ。
「戒壇めぐり」という本堂地下にある真っ暗な迷路を、おじさん二人連れの一人を逆ナンして誘い込み、一緒に歩いてもらいました。おじさんもきっとビビッていたみたいで、真っ暗なのに「こっちですよ」とか言ってるので「右ですか?左ですか?」とか聞きなおしてばかりでした。途中で自分が閉所恐怖症だったことに気づき、戻りたい!と思っていたら、おじさんもしんどかったらしく、「戻っていい?」と聞いてきました。よかった〜。
ひときわ目立つ摩尼殿までの階段には摩尼車がたくさんついていました(写真)。観音堂には、チベットのお坊さんが作ったという砂マンダラがあって、ダライ・ラマ法王の写真も飾られていました。また、明治天皇の行幸の際の宿泊所だったらしく、ふすまほどの大きさのご真影なるものを初めて見ました。
空海が宮島に渡り、修行したという弥山は、ほんとうに自然が美しくて、今度はぜひ紅葉の季節に山登りに来たいと思います。

次にどこに行こうかな?と厳島神社入り口の石の上に腰掛けて、下船したときもらった地図を見ていると鹿が寄ってきて地図を食べられてしまいました。別の鹿は、海にかかとまで入って遠い眼をしていて、驚きました。何を想っているんでしょう?

地図を奪われ、仕方がないので見上げたところにある千畳閣へ上りました。ここは秀吉が戦没者の慰霊のために作ったけど、途中で秀吉も亡くなって未完というスカスカした大きな建物でした。どのサイト見ても何の戦没者か書いてないのは・・・(苦笑
となりの五重塔は色を塗りなおしている最中で、網がかかっていていました。

上から見る厳島神社は回廊ばかりで、神社の本体的なところはいったいどこにあるんだろう?という印象でした。丸い池があって、降りて説明を読むとそこに映った月を眺めるための池だとか。寝殿造りといい、ほんとうに貴族の邸宅仕様な変わった神社だということに改めて気づきました。
ここの宮司さんは本来の仕事より、建物を維持するための仕事が大変だろう、と励ますつもりで神様を拝んできました。

WashyさんとVaniさんおすすめの上野へ行かなくては!と島を後にしました。1時間待ちと言われたけど、どうしても食べてみたくて待ちました。30分ほどで入ることができて、出てきたあなごめしは関東で食べる穴子寿司のようなふっくら感よりも香ばしい、甘めの少ない醤油味でどんぷりですがぺろっと食べることができました。
相席だった40代カップル(?)は上あなごめしに白焼きとお酒も飲んでて、ちょっとだけ悔しかった(笑

旅は錦帯橋へ続く

投稿者 chiaki : 2005年05月02日 14:30

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コメント

宮島は去年の台風でかなり打撃を受けたと聞きましたが、修復されているのですか?

あそこの鹿もそうですが、奈良公園の鹿も結構怖いです。食べ物持ってるととられます。
でももっと怖いのは江ノ島の鳶です。
「鳶に注意」という看板まで立ってるそうですね。
お弁当を鳶に取られたという話をよくききますが。
chimayさん、お近くですよね、とられたことありますか?
鳶が上空からカップルの弁当を狙って急降下っての、傍で見てる分には見ごたえありそうですが、もし自分に向かってきたらとんでもない恐怖だと思います。。。
。。。あっ、エントリーの内容に全然関係ないじゃん。
ごめんなさい。

投稿者 tam : 2005年05月06日 17:44

tamさん
台風の後、神主さんが腰にロープを巻きつけて壊れた木材を海から拾ったという話を聞きました。
鹿に地図をとられたときは恐くはなかったのですが、思わず「あんたインク・・・(体に悪いよ)」とつぶやいてしまいました。
辻堂で鳶が誰かのお菓子の袋を取っていって、でも袋が逆さまで中身がバラバラと降っているのを見たことがありますよ。鳶は大きいから近寄ってくるだけでも恐いです。

投稿者 chimay [TypeKey Profile Page] : 2005年05月06日 18:36

干潮でしたか〜(笑)回廊でサギが餌取ってませんでしたか?

うえのに行ったんですね〜。お役に立てたようでうれしいわ。

>関東で食べる穴子寿司のようなふっくら感よりも香ばしい、甘めの少ない醤油味

そうそう、まさにその通りの描写!「やわらか〜い」「あま〜い」というのがおこちゃまグルメレポーターの決まり文句とすれば、ここのあなごめしは、彼らにはぐうの音もでないであろう大人の味です。一人でお酒飲んでくればよかったのに?

投稿者 Washy : 2005年05月07日 06:11

Washyさん
>「やわらか〜い」「あま〜い」というのがおこちゃまグルメレポーターの決まり文句
うんうん、言いますね。でもここのあなごめしはまったく違いますね。
そういえば、お酒は(ビール以外)旅を通して飲まなかったですね。水がきれいなところはきっとおいしい地酒もあったのでしょうが・・・。

投稿者 chimay [TypeKey Profile Page] : 2005年05月07日 18:09

「戒壇めぐり」は我慢比べだったようですね(笑)。おじさんの「こっちですよ」とか、想像するだけでおかしいです。
ところで、宮島の鹿って地図まで食べちゃうほど飢えてるんですか。奈良のように「鹿せんべい」とかあげる観光客はいないのかな。
あなごめしに白焼きとは、う、うらやましい!

投稿者 m_seattle : 2005年05月08日 16:25

ほんとに鹿にやられてどうする?困

投稿者 Vaninha : 2005年05月08日 19:51

m_seaさん、Vaniさん
わたしは奈良公園のように公園の一角でおとなしくせんべい食べてるのを想像してたのですが、島全体にいるようで驚きました。
船着場そばにたむろしてる鹿々はせんべいをもらってるのですが、縄張りがあるのか、大聖院の脇の河原にも千畳閣の床下にも、厳島神社の裏側の小橋の下にも数頭連れがあちこちに。
そのなかの厳島神社一派の一頭に地図を食べらてしまいました・・・。

投稿者 chimay [TypeKey Profile Page] : 2005年05月09日 22:05