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2006年01月29日

京都国立博物館

kyotomuseum2-thumb.jpg写真のレンガの建物は特別展のときしか開いてないようで、入ったのは正面左の地味な建物でした。
石器とか陶磁はよく価値がわからないけど、白磁に鉄絵具で絵が書いてあるのと、青磁の青の美しさを見て、同じ時代ではやはり中国の方が技術水準は高かったのかなぁ、と思った。
彫刻の部屋では、大物がぞくぞく展示されていた。愛宕念仏寺の「金剛力士像」をかっこいいなぁ・・・と眺めているわたしの背後には「五智如来坐像」がいて、背中がぞくぞくした。大日如来は東寺で見たのと一緒で右手で左人差し指を隠すようなポーズだった。何の意味があるのだろう?
新春特別展示では、高山寺の「神鹿」が超かわいい。連れてかえりたいくらい。高山寺といえば「鳥獣戯画」ですが、お寺にあるのはレプリカで本物はこの博物館にあるそうです(4月からの特別展示)。松尾大社の女神坐像も色と形がはっきりしていてきれいだった。
絵画で圧倒的だったのは、狩野山楽の「竜虎図屏風」。なぜか虎と豹が竜とにらみあっているのだけど、昔の日本人は豹を雌の虎だと思ってたんだって、へぇ〜。
これよりももっとわたしの興味を引いたのは、中国の人が書いたと思われる「鬼子母神掲鉢図」という絵巻。カマキリや木の枝やエビや魚に手足が生えて武器を持ってたり、犬にコウモリみたいな羽が生えてるかと思ったら、山羊頭の人間、人間の頭とおっぱいをもった蝶など、ほんとイカれたキャラクターが満載で、見飽きない。鬼子母神の由来もわかったところで、次は三十三間堂へ。

投稿者 chiaki : 2006年01月29日 13:00

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