2005年05月15日
タイタンの妖女
ハヤカワ文庫 カート・ヴォネガット・ジュニア, 浅倉 久志 (訳)
饒舌な男は嫌いだけど、ヴォネガットとアーヴィングは大好きだ。
途中はうんざりすることも多いけど、タイタンについてからの描写は本当に美しい。
S氏の通う心療内科のテストによると、わたしはパンクチュアルな意味で人にも自分にも厳しいらしい。
今度からハンドルchronoに変えようかな・・・最後にはタイタンツグミになって、飛んでいけるかも。
投稿者 chiaki : 2005年05月15日 22:47
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» タイタンの妖女 9,3点 from 読書のススメ
タイタンの妖女 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア販売元:早川書房Amazo [続きを読む]
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コメント
ヴォネガット作品には20歳の頃ハマッタのですが、なぜか『タイタンの妖女』はタイミングがずれてしまい、40歳過ぎて読みました。
中年期に読むのは良くない、と思いました。
あんな諦念はまだ身に纏いたくないのですが、沁み込み始めている自覚が片方にあり・・・
ということで、嫌いな作品です。(笑)
投稿者 Blue : 2005年05月17日 08:58
諦念、ですね。うまく言い表せなかったのですが、この言葉がしっくりくるような気がします。さすが。
登場人物の諦念じゃなくて、語り手の諦念が染み渡ってますね。そのなかで機械のサロが一番ハートウォーミングなキャラクターであるというのもヴォネガットらしい、と言えるのではないかと思いました。
やはり本にはそれにあった読み時がありますね。まだ2,3冊しか読んでないので、今年はヴォネガット年にして、どんどん読んでみようと思います。