2006年11月08日

Beer Belly

箕面ビールにほれて肥後橋のBeer Bellyに行ってきました。
醸造元直営のビアパブというから大きい場所かと思っていたら、意外とこじんまりしたステキなお店でした。箕面ビール以外にも地ビールや外国のビールが全10数種類すべてドラフト。すばらしい。
ヴァイツェン、カベルネ、リアルエールスタウトと志賀高原のハウスIPAをいただきました。牛スジ煮込みともにおいしかったです。満足です。
残念ながらWIPAは終わってしまったとのことでしたが、横浜鶴屋町のThrash Zoneというお店はBeer Bellyの常連さんがオープンしたお店で、2種類のドラフトが飲めるそうです。

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国立国際美術館

nmao-thumb.jpg大阪出張の午前中を利用して行ってきました。別に企画展に興味があった訳ではないけど、もう当分関西に行くこともなさそうなので、無理やり早起き(9時半に新大阪着)。
今やってるのは「エッセンシャル・ペインティング」。アレックス・カッツがポスターになっていたり有名なんだろうけど、エリザベス・ペイトンは流行ってそうだな・・・と思いながら見てたらすでに流行ってる様子。あの色使いとか、詳細とおおまかな部分の書き分けとかって絶対的にイマドキって感じがする。もうちょっと分析してみる価値はあるだろう。
展示作品はイマイチだったけどほかの作品を見てみたいと思ったのはポーランド人のヴィルヘルム・サスナル
それにしても、作品にタイトルがついてなくて、入り口でもらったタイトルリストと作品の番号の照合が作家毎にバラバラなのはナゼ?
「小川信治展−干渉する世界−」と「コレクション3 現代日本の写真:記憶の風景/風景の記憶」が企画展と常設展のもよう。やなぎみわ等あり。

投稿者 chiaki : 12:15

2006年10月23日

大阪公会堂

osakakokaido-thumb.jpg先週末は名古屋、月曜日は大阪、水曜日は仙台、また週末は土浦という怒涛の出張ウィークです。
本町から中州にかけては古い建物がちらほらあったりして、関内あたりみたいな感じで好きですが、ミナミはどうも苦手です。

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2006年04月29日

洛東の水辺

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martinさんが洛東という言葉を書いてくれたのでタイトルに採用させていただきました。ソメイヨシノは終ったものの、八重桜やしだれ桜がまだまだ美しく、哲学の道沿いでは山吹の黄色もほんとうにきれいでした。
左上より
1.南禅寺水路閣の上
2.蹴上駅近くのインクラインと疎水
3.哲学の道
4.知恩院前あたりの白川(左の茶色い部分はゴミではなく草の浮島ができてる!)
5.祇園あたりの白川(夜はライトアップされててキレイでした)
6.鴨川沿い「床付賃貸マンション」の空室のお知らせ
朝からずっと疎水分水を沿っていたのですが、最後は四条から五条まで鴨川を歩いて帰ってきました。鴨川は見たことのない野鳥がたくさんで眺めていても全然飽きないです。いつか京都で暮らせたらいいなぁ(「床」はなくてもいいけど)。

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大文字山

daimonji1-thumb.jpg銀閣寺の横の8月16日の送り火の「大」の字の山に10年ぶりに登ってみました。
写真はちょうど画が交わるところ。京都市街が一望できて「天下とったど〜」という気分になれます(?)
たくさんの人に「こんにちは」って挨拶をもらいましたが、登ってるときは息がきれてうまく返せないくらいでした。
その代わり降りるときは、登りで抜いてきたおばあちゃんやぐずってる子供に「もうちょっとだからがんばってください」とか声をかけてきました。

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京都国立近代美術館

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南禅寺から琵琶湖疎水記念館に立ち寄り、まず写真左の京都市美術館へ。建物は立派なんだけど展示自体はイマイチだったのでここでは触れず。
市美術館と向かいあった京都国立近代美術館ではフンデルトヴァッサーという人の企画展があったものの、常設だけを見てきました。
川勝コレクションという寛次郎さんの作品がたくさんあるものと思っていたのだけど、残念ながらひとつも見つけられず。その代わり五代清水六兵衛、富本憲吉、楠部彌弌(なんて読むのかわからない)など新しい魅力を発見。
写真右は清水南山という人の「腕相撲図覗屏」という20センチ×15センチほどの屏風(?)なんだけど、鬼がパンツ一丁で腕相撲してるのがなんともかわいらしく気に入った作品でした。
フジタの「路傍」というパリの街角かなんかでジプシーの親子がベンチで眠っている作品も見ました。6月からはこちらで藤田展があるそうです。
ミュージアムショップで売られている「京都国立近代美術館ガイドブック」はよくできてるなと感心。

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南禅寺ふたたび

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またしても早起きして南禅寺へ。朝のお寺って気持ちよい。
この時期は京都のあちこちで特別拝観があるようで、南禅院では亀山法皇御木造を見ました。法皇は鎌倉時代風に玉眼でした。
そもそも南禅寺は亀山天皇の離宮だったのを禅寺として開山としたお寺だそうです。亀山天皇はその後出家して法皇となるそうですが、ここには妖怪がうようよ出たのでいろんなお坊さんに祈祷してもらったけど効果がなくて、ようやく見つけた無関禅師が普段どおりに座禅して勤行したら妖怪は消えたそうです。
法皇木造の前には瑠璃灯というガラスビーズでできた綺麗な天蓋がかかっていて、それもたいへん珍しいものだそうです。それにしても南禅寺は広い。いったいいくつ建物があるんだろう・・・?

そういえば、今回は本当は山科あたりに泊まって延暦寺に登ろうと思っていたのですが、延暦寺のお宝は連休いっぱい上野の国立博物館にいるのでやめました。
というわけで、東山地区の「水辺を巡る」というのが今回の旅のテーマです。後付けだけど。

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2006年04月28日

先斗町 海

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岐阜から東海道線に乗って京都へ。途中車窓から初めて琵琶湖を見ました。でかい。
平安神宮前の旅館で一風呂浴びてから、白川沿いをたどって祇園のお茶屋さんが並ぶあたりへ。ソメイヨシノは葉ばかりだけど、しだれ桜がライトアップされててきれいでした。さらに鴨川をわたって前回チェックしていた先斗町の「海」というお店へ。
舞鶴漁港にあがった魚と焼酎が豊富なお店です。一番左はちょっと食べちゃったけど鯖の肝。内臓系は苦手だけどアン肝より食べやすく、日本酒が飲みたくなりました。真中は生麩田楽。生麩は前回来たときハマりました。右は海鮮串揚げ7本(690円!)。紫蘇と揚げてあったいわし、鯖以外の白身の魚はなんだかわかりませんでした。聞けばよかったんだけど、うまかったです。
先斗町では生まれて初めて舞妓さんを見ました。綺麗なんだけど、すごいツンとした感じがテレビで見たとおりでした。
帰りも暖かい夜道を川に落ちないように歩いて帰りました。満足。

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2006年02月04日

河井寛次郎記念館

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去年行った大原美術館の工芸館でその名前を初めて聞いて、寛次郎の部屋で過ごしたときから、必ず来ようと決めていた。
小さな間口からは想像できないような作りの建物で、寛次郎の設計によるものだそうです。東側に向かって土地が高くなっていき、一番東の奥には登り窯があった。登り窯は以前、沖縄で「やちむん」をやっているE夫妻の窯を見せてもらったことがある。窯の横にたっていたら、隣の民家からテレビの音がふつうに聞こえてくる。火が入っているときはどんな感じだったのだろう。
年間パスポート(¥3000)があるそうです。京都に住んでたら毎週ここで過ごしたい。
写真がここには収まりそうもなかったので記念館配置図から写真へのリンクを作ってみました。これ以外にも一眼レフでとりまくりでした。
今日と来週、テレビ東京でやってる「美の巨人たち」でこの記念館と寛次郎の生い立ちなんかが放映されます。陶芸のことは正直言ってよくわからない。だけど、なぜかこの人のことをもっと知りたいと思う変なひとです。

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2006年01月30日

柳桜園茶舗

ryuohen-thumb.jpg最近家で日本茶を飲むことが多くなったので、お土産にお茶を購入。お店につくとびっくりするくらいおいしいお茶を出してくれた。出されたお茶は「朝日」という100グラム2100円という代物。
二条のあたりにはアンティークショップや、古本店などがあって、ぶらっと入ると町屋の中庭を見ることができる。
京都、おもしろい。今度は京都駅を基点に、比叡山とか宇治とか、ちょっと遠くへ行ってみたいと思う。

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京都御所

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あらかじめ宮内庁のホームページから予約して見学に行った。
御苑自体が広くて、丸太町から参観者出入り口までけっこうかかって歩いた。
写真左は承明門からみた紫シン殿で、ここで即位の儀式などを行うそうです。門は東西で朱色が微妙に違っていて、予算不足で片側しか塗りなおしができなかった、と説明のおじさんが言っていた。昔だったら考えられない、とも。階段脇には東に左近の桜、西に右近の橘が植えてあって、どっちかが金をどっちかが子孫繁栄を表してるとかだった。シンボルとして天下泰平とかじゃないんだ・・・と思ってなぜかちょっとがっかりした。写真右は清涼殿で天皇の日常生活の場所だという。天蓋付きのちょっと高くなってる場所にそれほど座りごこちが良さそうではない椅子が置いてあって、そこにいるみたいだ。今の天皇も楽ではなさそうだけど、昔の天皇もたいへんだなぁ、と思った。
いま、女系天皇だとか女性天皇だとかで論争中だけど、やっぱり日本の文化を継承していく人として、男性だろうが女性だろうが、天皇制度は続いたほうがいいのではないかと私は思う。

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南禅寺水路閣・インクライン

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朝、ちょっと寝坊したら雨があがった後だった。
哲学の道のおわり100メートルくらいを歩いて南禅寺に着いた。三門(山門ではないのね)は登れば京都市街が見渡せるらしいけど、煙っていたので登らず、赤レンガの水路閣に登ってみる。
水路の上を歩いてみるけど、誰もいないし、高いとこ怖いし、山沿いに続いてるので先が見えないし、しばらく歩いて帰ってきた。どこまで続いていたのだろう。
南禅寺を出て、インクラインという鉄道線路跡を歩きながらホテルへ戻る。線路の両脇は桜の木で、春になったらきれいだろうなと思う。

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2006年01月29日

先斗町のお店

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名前は忘れたけど、一人でも入りやすいカウンターのあるお店で。左は蓬風味の生麩の挟み揚げ。赤いのは梅のソースかと思ったらイチゴジャムみたいだた・・・これはあまりいただけないのでそのまま食べたらおいしかった。京風おでんって何か違うのかな?と思ってたけどおぼろこんぶと青葱がのってる以外はそんなにうちのと違わないような。
日が落ちる前に鴨川沿いを歩いて、川床に納得。最初はあんなに広い鴨川にどうやって高床作るのだろう?と不思議に思っていたけど、お店の裏手に浅い別の川が流れてるのね。
もっと驚いたのが木屋町を流れる高瀬川で、水はすごくきれいで、ピンサロのネオンが輝くそばに白鷺までいた。

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ホテル平安の森京都

hotel_heiannomori-thumb.jpg岡崎にあるホテルにチェックイン。部屋からは京都タワーと赤い大きい鳥居が見えました。
大浴場があるので一風呂浴びてから木屋町、先斗町へ。


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三十三間堂

33_2-thumb.jpg昔の人は千といったら数えられないくらい(数えられるけど)大きい数字という感覚だったらしい。去年、大原美術館で「有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」を見たとき、宗教画って変態じみてる・・・って思ったのと同じような感覚だった。
それに比べて手前に並ぶ観音二十八部衆像と風神雷神はすごい。サンスクリット語でひとりずつ自己紹介されてるのもいい。初老の女の人みたいなのと、痩せこけたおじいさんの像を見て、こんな人は実在したから写実が精巧なのもわかるが、筋骨隆々の仏像みたいに体鍛えまくった人なんて鎌倉時代にいたのだろうか?と思った。
この後、河合寛次郎記念館に行くのですが、ここは後ほど。

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京都国立博物館

kyotomuseum2-thumb.jpg写真のレンガの建物は特別展のときしか開いてないようで、入ったのは正面左の地味な建物でした。
石器とか陶磁はよく価値がわからないけど、白磁に鉄絵具で絵が書いてあるのと、青磁の青の美しさを見て、同じ時代ではやはり中国の方が技術水準は高かったのかなぁ、と思った。
彫刻の部屋では、大物がぞくぞく展示されていた。愛宕念仏寺の「金剛力士像」をかっこいいなぁ・・・と眺めているわたしの背後には「五智如来坐像」がいて、背中がぞくぞくした。大日如来は東寺で見たのと一緒で右手で左人差し指を隠すようなポーズだった。何の意味があるのだろう?
新春特別展示では、高山寺の「神鹿」が超かわいい。連れてかえりたいくらい。高山寺といえば「鳥獣戯画」ですが、お寺にあるのはレプリカで本物はこの博物館にあるそうです(4月からの特別展示)。松尾大社の女神坐像も色と形がはっきりしていてきれいだった。
絵画で圧倒的だったのは、狩野山楽の「竜虎図屏風」。なぜか虎と豹が竜とにらみあっているのだけど、昔の日本人は豹を雌の虎だと思ってたんだって、へぇ〜。
これよりももっとわたしの興味を引いたのは、中国の人が書いたと思われる「鬼子母神掲鉢図」という絵巻。カマキリや木の枝やエビや魚に手足が生えて武器を持ってたり、犬にコウモリみたいな羽が生えてるかと思ったら、山羊頭の人間、人間の頭とおっぱいをもった蝶など、ほんとイカれたキャラクターが満載で、見飽きない。鬼子母神の由来もわかったところで、次は三十三間堂へ。

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六波羅蜜寺

rokuhara-thumb.jpg小さいお寺なのにお宝ザクザクです。
一番有名なのは「南無阿弥陀仏」って口から6体の仏様がでてる空也上人像。瞳のない玉眼でほっそりした少年のような像でいつまでも見飽きません。
地蔵菩薩立像はものすごいゴージャスな首飾りをしていて、ちょっと気持ち悪いことに髪の毛の束を持っている。像の前には髪の毛の束を納めに来る人がいるらしく、気が付いてぎょっとした。平清盛像も気持ち悪さではひけをとらない。顔が全体的に赤いのに白目が多いうえに黒い瞳も入ってる。夜見たら泣きそう。
清盛の横にいるのが日本の最高仏師、運慶と湛慶の坐像。このふたつも瞳が入ってるけど運慶は近所のおじさんという感じであまりオーラはなく親しみやすそう。
薬師如来が二天王しか連れてないのでおかしいな、と思っていたら国立博物館に貸し出し中とのこと。というわけで次は国立博物館へ。

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糺の森(下鴨神社)

simokamo1-thumb.jpg「ただすのもり」と読みます。
朝8時頃、高野川の朝日が当たって霜が解け始めた西岸をぶらぶら散歩しました。
鴨川にはいろんな野鳥がいて、野鳥辞典を持ってこなかったことを悔やみます。
下鴨茶寮という高級そうな料亭の角を曲がると、いきなり森の中を流れる護岸していないきれいな川と、川沿いに長い砂利の参道が見えました。
周りは住宅街なのにこんな自然が残っているのが不思議な森でした。
帰って調べたら森の中を奈良の小川、瀬見の小川、泉川、御手洗川という4つの小川が流れているそうです。参道を横切るように流れる奈良の小川の水は朝日が当たった場所から湯気がたっていました。
本宮社殿に近いところの砂利は真っ白で、楼門廻廊の朱は鮮やかで、本殿東の御手洗川は透き通っていて、とにかく清々しい神社で、まるで自分まで清く正しく美しくなったような気分になれました(笑

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2006年01月28日

ホリデイ・イン京都

鴨川が1本になる手前の高野川沿いにあるホテルです。
エコノミーツインに泊まる予定だったのですが部屋をランクアップしてもらえて、ダブルベッド2台の部屋に一人でお泊りでした。
低層階がショッピングモールのようにになっているため、建物自体に高級感はありませんが、部屋もバスルームも広くて静かでよかったです。
久々に歩き回ったので、ビールと白角缶と京都駅の伊勢丹で買った江戸前寿司を食べて早々と就寝しました。

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清水寺

kiyomizu1-thumb.jpg中学も高校も修学旅行は京都ではなかったし、京都に来たのは10年ぶり2度目で、清水寺は初めてです。拝観時間がわりと遅くまでなので、ぶらっと寄って・・・と思っていたら、何度も写真や映像で見たことはあったけど、あんな坂の上にあるというのは知りませんでした。午前中に山崎の天王山に登ったばかりだったので、この時点でじわじわと筋肉痛です。
それほどの感動はなかったのですが、実物を見ていたおかけで翌日の京都国立博物館で見ることになる成相寺の清水寺参詣曼荼羅が面白く感じました。この曼荼羅の左下端には、弁慶と色白で京本政樹風の義経が五条橋で戦っている様子が漫画チックに描かれていました。

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東寺(教王護国寺)

toji2-thumb.jpg言わずと知れた弘法大使の密教寺でお宝ザクザクです。まず、寺なのに大きなお堀があるあたり好戦的な感じで、政治の匂いがプンプンしてたのだろうと思いました。
有名なのは五重塔ですが、これは4度も焼けて現在の塔は徳川家光によって竣工されたものだそうです。
写真は赤のくすんだ感じがなんとも素敵な講堂です。この中の立体曼荼羅はバリエーションに富んだ仏(ブツ)たちで、21体も一度に見ることができて超興奮でした。
大きくは3つのグループに分かれて、右は「菩薩部」(まったりやさしい顔の仏様たち)、真中は「如来部」(ちょっとマジな顔つきの仏様たち)、左は「明王部」(ちょっとコワモテな仏様たち)というような感じです。講堂内で50円で売られている解説はわかりやすくてよいです。やっぱり左の明王部がかなりぐっときます。不動明王のバックの火はいまだにはっきりわかる赤色が残っているし、降三世(ごうざんぜ)は邪鬼ではなく、左足に男、右足に女をふみつけてます。これは男性の理性的煩悩、女性の感情的煩悩を伏断する意味があるそうです。この3グループのまわりを四天王がぐるっと囲み、西には男前ナンバーワンの帝釈天、東にはナンバーツーの梵天がいます。
金堂にも十二神将に支えられた薬師如来と日光月光菩薩像が脇を固めています。
また、食堂にもかつて国宝だった四天王が焼けて真っ黒になった姿で立っています。隅っこの方においやられているのですが、これもなんだかすごい迫力でした。

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サントリー山崎蒸留所

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山崎駅のホームでパンフレットを見て、急遽行くことに決めました。
ちょうど12時からの工場見学に間に合いました。土曜日のお昼なのに15人くらいは見学者がいました。
モルトウィスキーは製麦->糖化->発酵->蒸留->貯蔵->ブレンド->樽熟成という工程でできあがるそうです。
発酵は大きな木の桶で行われていましたが、中はよく見えませんでした。発酵してるっぽいやわらかく甘い匂いがしました。
写真左は銅製の蒸留釜ポットスチルです。この部屋はもうちょっとアルコールっぽい匂いだけど、いつまでも居たいくらいにいい香りです。ポットは8台くらいあったと思うけど、稼動してたのは2台で、フル稼働のときはもっと強烈に香るそうです。
写真右は熟成の部屋。寒いのだけど、適度な湿度(管理されているというよりも山崎の気候のようです)がある感じでした。樽には年代が書いてあって、一番古いものが1950年くらいのだったと思います。樽の並んだ場所の端に牢屋みたいな部屋があって、大きさの違う樽がいくつか積んでありました。これはオーナーズカスクという樽ごとお買い上げ形式のもので、いちばん小さいので50万円、大きい年代モノだと3000万円だそうです。
熟成の部屋を出ると、すごくきれいな水が流れる小さな池がありました。
で、お楽しみの試飲では、まずこの山崎の地下水をそのままと、「山崎12年」のハイボール、その後おかわりで「響」の水割りをいただきました。超うまい。今度からバーに行ったら日本のウィスキーを積極的に飲もう、とココロに決めました。
お土産にはちょっと奮発して、「樽出原酒12年シェリー樽貯蔵」を迷わず購入。
さらに、有料のテイスティング・カウンターへ。ものすごいメニュー数で、中にはわたしの生まれた1973年モノの樽出原酒(15ml・1700円)なんていうのもあって、ちょっとだけ悩んだけど、シェリー樽貯蔵酒(15ml・300円)を頂きました。これも超うまい。
ほかにお客さんが少なかったせいもあって、カウンターの女性バーテンダーさんと会話もはずんで、14時にしてすでにほろ酔い気分で蒸留所を後にしました。
山崎、絶対行って損はないですよ。

昔、横浜駅の西口に「Pot Still」というバーがありました。大学の先輩がバイトをしていたので、当時のボーイフレンドと時々行っていました。が、一度わたしがゲーゲー吐いて出入り禁止になってしまいました。数年前に一度探したことあるけど、見つけられなかったのでなくなってしまったのかな。

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アサヒビール大山崎山荘美術館

ohyamazaki060128_1-thumb.jpg新幹線を降りて京都駅から東海道線をさらに下ること13分、山崎駅に降り立ちました。
寒いです。美術館は山荘というだけあって、急激な坂(というか山)を息をきらして登りました。
レンガのトンネルを抜けるときれいに整備された公園のような印象でした。さらに登る途中にはこの山荘の所有者であった加賀家のおうちがありました。赤い屋根と黒い壁が印象的な建物でした。
美術館は企画展として「長崎オランダ正月展」がありましたが、おそらく常設であると思われるバーナード・リーチや河合寛次郎、濱田庄司(この人は知らなかった)などが目を引きました。
でもなによりもそれよりも、やはり建物がすごい。本館は重厚感ってほどでもないのだけど、アールデコっぽい繊細な感じでもなく、でも階段にはステンドグラスがあったり・・・まぁ、ぜひ見に行ってください。よいです。
二階のバスルーム横にある部屋のテラスに出ると、晴れているのに雪みたいな雨みたいなものがキラキラ光って降りてきました。反対側のテラスはカフェになっていて、さすがアサヒなのでビールだけでなくPIPERのベビーボトルもありました。(しかし寒すぎるのと駅の案内で見かけた次の行き先があったので、お茶はしませんでした。)
あ!このテラスから大きな川が見えるのですが、その風景をぶち壊すようにジャスコの配送センターのピンク色が見えてちょっとがっかりです。
新館はあの安藤忠雄によるもので、写真手前のガラス張りの所が階段になっていて、降りていくとカーブを描いた壁にモネの睡蓮がドンドンドンと3つ並んでいます。
一番左の睡蓮の花の赤が血みたいに濃くて、ちょっと驚きました。ほかにもシャガールやらなんやら、けっこうゴージャスな感じのコレクションです。HPにあるジャコメッティの塑像は見なかったような気がします。

本館2Fで雑誌「太陽」の別荘特集をなにげなく読んでいたら、吉村順三が作った軽井沢の別荘と、これまた小さくて素敵なヴォーリズ山荘という写真を見つけました。ウィリアム・メレル・ヴォーリズという名前は初めて聞いたのですが、後でいろいろ調べてみようと思います。

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2005年07月19日

一心寺

isshinji1-thumb.jpgなんばの本屋のガイドブックで見つけて立ち寄ることに。
デザイナーズ・テンプルとでもいいましょうか。仁王は西洋彫刻風で、仁王の下の裏手には休憩所があるのですが、ここは和風なカフェのようでした。

一心寺の前の坂を下っていくと、通天閣のタワーが見えてきました。
平日午前中のためか、人もまばらで、野毛の雰囲気を思い出しました。夜は違った雰囲気なんでしょうね。
天王寺動物園もなにかそそられるものはあったのですが、今回は行けませんでした。

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四天王寺

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またしても脇道から入ってしまい、池をみて驚く。こんなにたくさんの亀を見たのは初めてです。亀の池の横には舞楽を行うための大きな舞台がありました。来月は「篝の舞楽」というのがあるそうで、日が落ちてから、篝火の中で舞と雅楽が奉納されるそうです。見てみたいなぁ。
一番面白かったのは、この亀井堂という井戸で、檀家さん(?)が経木の束を持ってくると長い柄のついた竹の柄杓で、地下2メートルほどにあるプール(?)のなかに浸します。水は亀の口から流れてて、謂れのある湧き水だそうです。経木をかき回すのはおばちゃんの役目で、おばちゃんの座ってる真下に、亀が頭をのぉっと出しているのはなんとも不思議な空間でした。
この横にお不動さんがいて、昨日見た夫婦善哉のあるところのお不動さんと同じように緑の苔に覆われていました。街中のお不動さんで苔に覆われているのは、大阪にきて初めてみたのですが、東京のお寺とかだとゴシゴシとたわしか何かで磨いているのでしょうか・・・。
秘仏の聖徳太子が祭られている六角形の建物にも入ってみました。石の庭に柳がゆれてて、ここだけは涼しい風が吹いていました。きれいに磨かれた渡り廊下にごろんと横になっていつまでも涼んでいたいような気分でした。
ふと気が付くと時間がそれほどなくなっていて、メインの伽藍を見ることなく退散。夜はライトアップされてるそうなので、昨日来ればよかったな〜。

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2005年07月18日

国立民族学博物館

minpaku6-thumb.jpg「みんぱく」の愛称で親しまれている博物館で、民俗学(folklore)ではなく民族学(ethnology)を扱っているのは日本ではおそらく、ここだけなのではないかと思います。
いきなり順路を間違えて、音楽・言語セクションから入ると、小さな音だけど各国の楽器のよこにステレオがあって、その音色や音楽が聴けました。日本の雅楽で使う大きな派手な太鼓と、ガムランに圧倒されつつも、西アジアの楽器が案外現在のギターに近い音色でへぇ〜と思ったり。
言語では表音文字と表意文字について知り、漢字をいっぱい書けるのはけっこう自慢できることだなと思ったり。
そして順路の最初にもどってアメリカ・ヨーロッパセクションからアフリカから西アジアを通って企画展示のアフリカのストリートアートを見る。なぜか散髪店の実物や、ヘアカットのモデルの絵が描いてある看板などがたくさんで、美容師の妹に見せてあげたかった。写真はアフリカではTOKYO風と思われている(?)ヘアスタイルの看板。
ちょっと疲れて、いろんな形の木の椅子に座り、博物館が刊行している冊子を見ると、「ピー」について書かれているのを偶然発見。というのも、旅中に中沢新一・細野晴臣の「観光」を読んでいて、この「ピー」という現象(?)を初めて知ったところでした。そこでは何か隠し事にように書かれていて、説明がなかったので何のことか気になっていたのですが・・・東南アジアでは冗談にならないようなことのようです。
そして南アジアから東南アジアセクションへ。やはり西の方よりも身近な印象を受ける展示物が多いのですが、ここの仏教展示にはちょっと驚かされました。おそらく、歴史的価値はそれほど高くない、レプリカばかりなんだろうけど、アジア・ヨミランド・オーケストラという感じで圧倒されました。曼荼羅の説明のビデオは、サイケデリックな色とハウスっぽい音楽で面白かった。
朝鮮・中国セクションを通って、中央・北アジアセクションでは、パオだかゲルだか、モンゴルの丸いテント状の家がそのまま建っていて、中はけっこう広くて、生活道具も比較的現代的で、ここなら住めるかも・・・と思ったり。
アイヌセクションでは茅葺きの家を見て、これは寒そうでしたが、鮭の皮でできた服というのも初めて見ました。すごい。
で、東アジアから日本へ。各地のお祭りの道具がたくさんあって、その中でも鶴の頭を被って羽状のマントを着て舞うお祭り・・・どこだったかな〜?あれは一度見てみたいと思いました。
相当満喫した2時間半でした。また機会があったら行ってみたいです。

すぐそばにある日本民藝館は9月まで休館中とのことで、とても残念でした。
あまりの暑さに、行かずに駅に戻って後悔したのは国際児童文学館で、企画展のポスターは子供の頃、大好きだった絵本「ムッシュムニエルをご紹介します」のヤギだった。
帰宅後、サイトを見るとムッシュが本を紹介してくれる「本の海の大冒険」なるものが!!

投稿者 chiaki : 18:54 | コメント (4) | トラックバック

大阪万博公園

bakuhatu2-thumb.jpg太陽の塔は思っていたより大きくて、駅を降りたときに思わず声をだして驚いてしまいました。
中に入ることができたらいいのにな〜。
母に写メールを送ると35年前の19歳の夏を思い出した、とうれしそうな返事がきました。そして名古屋では35年ぶりの国際万博が開催中なんですよね。

投稿者 chiaki : 12:44 | コメント (3) | トラックバック

2005年07月16日

OCAT(おしえて)

7/18(月・祝日)に出張前泊で遊びに行くことにしました。
なにせ大阪はほとんどはじめてなので、まだ泊まるところも決めてません。
まず、万博記念公園で太陽の塔を見て、民族学博物館に行こうと思っています。
これを見よ!、これを食え!等のおすすめがありましたらぜひコメントお願いします。

投稿者 chiaki : 17:20 | コメント (6) | トラックバック